心肺蘇生法に合う音楽

AHA(アメリカ心臓協会)は、心肺蘇生法の胸骨圧迫をBee Gees「Stayin' Alive」(以下、SA)に乗せてやろうと広告している。圧迫は少なくとも100回/分必要で、「SA」は103拍だから、だそうだ。
ちなみに、論文を検索すると、歌が「Nellie the Elephant」(Rawlins,L 2009)と、Mirwais「Disco Science」等( Woollard,M 2012)の場合の研究が確認できる。
結論から言えば、心臓マッサージの回数は確保できるが、圧迫の深さが不足している、との事。それにしても、真面目に研究しているのには感心します。
「SA」の有効性は、論文になっていない模様だ。CNNのニュース等にもコメントしていた、Dr.David Matlockで検索しても、うまくヒットしない。というか、この人、形成外科方面の記事しか出てこないが、同姓同名の医師がいるのか、元の記事がインタビューだけの適当な物(?)だったのか、今一つはっきりしない。
ちなみに、日本では『ドラえもん』の主題歌に合わせてやろう、と教える事があるそうだが、大杉久美子さん版の方だから、お間違えなく(笑)。