いじめと『ノンマルトの使者』

暑い上に忙しくて、ブログ更新も滞りがち…
いじめの問題が、色々言われてますね。一つ思うのは「いじめる」側は全く悪気が無い場合も多いのでは?という事。だからこそ、余計、厄介な問題なのだと。
「悪気」が無い故にタチが悪いと言えば、『セブン』の『ノンマルトの使者』。特に海底都市を殲滅した後の、キリヤマ隊長の台詞「海底も我々の物だ!」に象徴されています。
『ノンマルト〜』と言えば、脚本の金城哲夫さんの執筆動機についても、従来の「ヤマトンチュー」への怨念史観と違う証言が当時のスタッフからも出ています。しかし、こればっかりは金城さんの執筆メモのような、第一次資料が無ければ、最終的な解釈は難しいでしょうね。
ただ、テペトとガイロスは、当時の視聴者からの怪獣デザインコンテストの採用作。その放送で『ノンマルト〜』のようなトラウマ作品をぶつけてくるのも、単純にSF的アイデアだけからなのか、釈然としません。
「それは、すべてが消失してしまった今、永遠の謎となってしまったのです」

ところで、この能天気なブログにアクセスしている方で、もし自分の事を粗末にしてしまう考えがあるならば、私が家族から言われた言葉を。

「生きていれば、良いんだ」

いざとなったら、逃げましょう。ノンマルトの生き残りも、広い海の何処かに居るのかもしれませんから…