『ゲゲゲの女房』

今の『あまちゃん』に繋がるNHK朝ドラの中興の祖は、やはり『ゲゲゲの女房』だと思う。振り返ってみれば、傷病軍人、専属主婦、貧乏と、それ迄の朝ドラでは取り上げられなかったテーマが表現されている。
原作(武良布枝・著)を読むと、例えば水木悦子さん(水木しげる大先生・おおせんせいと読みますの次女)のエッセイ等と比較しても、大先生の自伝では書かれていない部分があり、大変興味深い。
文庫版の荒俣 宏さんの素敵な解説にある「偉大な非凡がもっと偉大な平凡の力を得て花咲いた、そんな幸せな夫婦の物語」という言葉が、全てを表していると思う。
タハッ!