仮面ライダー×スーパー戦隊スーパーヒーロー大戦

観てきました。

…うーん(嘆息)、以下は批判的な感想です。好きだという人は、是非スキップしてください。

ディケイドが絡むという時点で、嫌な予感(笑)がしたのですが、この映画には2つ程、大きな弱点があります。以下ネタバレ有りですから、まだ観ていない方は、ご注意を!

1)ディケイドも本放送は3年前。世界観や設定に慣れていない小さい子には、内容が難しかったと思います。制作者側が、ガンバライドの影響で抵抗無しと判断したとしても、エンターテイメントとしては、少し不親切です。最後の鳴滝の場面や台詞だって、わからないんじゃないかな?

2)マーベラスやディケイドの作戦自体、やっぱり無理がある。大ショッカーや大ザンギャックを蘇らせたのは、そもそも誰なのかが、はっきりしないし。せっかくの思惑だって「卑怯もラッキョウもあるか!」と言われそう(笑)。

やはり脚本が、これだけのヒーローを充分描けてないから、キャラクターの旨味を生かしきってない。『199ヒーロー大決戦』と比較してみれば分かると思います。映画の尺の関係で難しいとしても、光る台詞は書けると思います。
ジョーだって、最後迄マーベラスの意図がわからないよりも、「俺がお前達に嘘を言ったことがあるか?」と聞いた瞬間に何かを察知し、陽動作戦で支援した後「お前の背中を守るのは、やっぱり俺だろ(ニヤリ)」の方が燃えないかな?
あと、細かい矛盾は沢山有ります。オーナーの電ライナーでの思わせ振りな台詞も、結局そのままだったし…。無理やりイエローバスターの代わりにフォーゼが搭乗するのも、?でした。総合評価は、星☆かな?金田 治監督のアクション演出はさすがだし、ヒーローどうしの能力交換も楽しかったです。
脚本のグダグダ加減を我慢できたら、GWの家族映画としては悪くない。
以上、観てきてすぐのレビューでした。