本当に昔は良かった、のか?

今回、社会派(何ちゃって)な内容なので、お好きにスキップどうぞ。

「昔は良かった」と言う人いますね。そうなのか?例えば、昔はイジメなんか無かったとかさ。『ALWAYS 三丁目の夕日』で泣いた、とか(別に良いか)。
ノスタルジーって厄介なもので、良くない記憶も、ある程度修飾されたりするし。
「日本の伝統的な子育てすれば、発達障害は予防できるし治る」とか、トンデモでしょ。だいたい、いつからが「伝統」なの?

当ブログに相応しく、特撮ネタでまとめます。
ゴジラ対ヘドラ』で、飛行体ヘドラが、学校上空を通過して、直下の生徒達がバタバタ倒れていくシーンがある。これは70年代に、光化学スモッグで被害が出ていた事を覚えている世代には、忘れられない場面だ。第1作の原水爆と、この公害テーマが、ゴジラ映画が社会性を持った白眉だろう(当然、社会性があるから映画として良いかどうかは、別物である。念のため)。
今でも、光化学スモッグは完全には、無くなっていない。それでも昔とすれば、公害を防止する沢山の努力がなされてきた。「汚れちまった〜空、海」も、だいぶ綺麗になっている。

「今よりほんの少しでもいい、未来を幸せで美しい世界にしたい」という、ウメコの台詞(199ヒーロー大決戦より)。明日という字は、明るい日と書くのね!で、良い加減だと思うのだが、どうだろうか?